生成AI黎明期の昨今、ビジネスマンにとってITリテラシーが必須スキルとなりました。そこで各企業で取得を推奨されているのが国家資格「ITパスポート」です。しかし合格をめざして勉強しようにも、初めて受験する方は何から手を付ければ良いか分かりませんよね。この記事では、会社員が働きながら効率良く学習を進めるポイントや、合格率が格段にアップする勉強のコツをお伝えします。
ITパスポートとは?
まずITパスポートについて理解を深めましょう。ITパスポート試験は、情報処理推進機構(IPA)が実施しているCBT方式の国家試験です。内容はITだけでなく、経営、会計、法律、セキュリティなど幅広いジャンルが出題されるため、ビジネスパーソン全般に役立つ資格です。私自身もITパスポート取得には懐疑的でしたが、勉強を通して仕事に役立つ幅広い知識を学ぶことができ大変満足しています。
勉強方法と期間
ITパスポートの標準勉強時間は100時間程度だと言われています。1日1〜2時間程度の学習時間を確保したとしても、2ヶ月以上の学習時間が必要となります。そんな中で私は、以下のような戦略で学習時間を1ヶ月まで短縮することができました。
・1〜2週目:書籍と動画教材による基礎固め
・3〜4週目:「ITパスポート過去問道場」で過去問演習を反復
学習時間の短縮で最も重要なのが、動画教材による基礎固めです。
次に勉強法を詳しく解説していきます。
書籍・動画教材:「ITパスポート絶対合格の教科書」
書籍「ITパスポート絶対合格の教科書」は試験内容がしっかりと網羅されており、私は参考書のように使いました。ただ分厚くて500ページを超えています。

500ページを2週間で読めないよ。。。
私も同じように途方に暮れていました。
そんな中で見つけたのが、この書籍の著者による解説動画でした!
動画は少し古いですが、試験の重要なポイントが解説されており、始めの学習には大変おすすめです



動画を1.5〜2倍速で見ると、さらに時間短縮になるよ!
私は「解説動画の視聴→足りないとこを書籍で学習」を2週間繰り返しました
過去問演習:「ITパスポート過去問道場」
基礎を固めた後の2週間は、ひたすら「ITパスポート過去問道場」で演習を繰り返しました。このサイトは無料で過去の本試験問題をランダムに出題してくれる神サイトです。
私の活用方法は以下の通りです。
・過去10回分を模擬試験形式で出題
・1日30〜50題を解く
・苦手分野は「分野を指定して出題」で集中的に演習
この方法で、試験直前には正答率が80〜90%に達するようになりました。実際の試験では見たことのある問題も多く、落ち着いて解くことができました。
試験当日の様子と結果
試験はCBT方式(パソコンでの試験)で行われ、当日にその場で結果がわかります。試験時間は120分でしたが、90分ほどで全問解き終え、見直しをして終了しました。
合格ラインは1000点満点の600点以上で、私は785点を獲得できました。
ITパスポート合格に向けたアドバイス
最後に、これからITパスポートに挑戦する方に向けて、私からのアドバイスです。
- 最初は「広く浅く」学ぶことを意識する
全範囲を理解しようとせず、まずは全体像をつかむことが大切です。 - 過去問で繰り返しアウトプットする
どれだけインプットしても、問題が解けなければ意味がありません。問題演習を中心に。 - 分からない部分は「調べる癖」をつける
分からない用語や仕組みは、その場で調べることで理解が深まります。
まとめ
ITパスポートは、IT初心者にとっても取り組みやすい資格でありながら、業務に活かせる知識が幅広く学べる試験です。効率的な勉強法を実践すれば、1ヶ月という短期間でも十分に合格を目指すことができます。今回紹介した勉強法をぜひ参考にしてみて下さい!
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